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おいしいコーヒーのいれ方 (5) 緑の午後 (集英社文庫)

おいしいコーヒーのいれ方 (5) 緑の午後 (集英社文庫)

おいしいコーヒーのいれ方 (5) 緑の午後 (集英社文庫)

作家
村山由佳
志田 正重
出版社
集英社
発売日
2003-06-20
ISBN
9784087475869
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おいしいコーヒーのいれ方 (5) 緑の午後 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

恋をすると人は変わる。まさに薔薇色のように華やかになることもあれば、鈍色の空のように冴えなくなることもある。かれんとショーリが恋人であることを知った星野は、頭ではわかっていても身体が悲鳴をあげる。食べ物の味がわからなくなり、拒食症となってしまう。そのことに気づいてしまったショーリがとった行動は…。愛せないから愛さない。恋人がいるから他の人は関係ない。そんな風に自我を突き通せるようであれば星野とも、かれんとも何の問題もなかったに違いない。一度繋がった人間関係はなかなか切れないもの。この先どうなっていくのか。

2017/01/05

優愛

かれんが勝利に貰った指輪をつけているのが微笑ましい。「もうちょっとで二回聞けたのに」好きって言葉も「また明日な」そんな一見当たり前になってしまいがちな言葉も誰かに恋をすると本当はすごく特別な言葉なんだって気付ける。丈が受験生の特権目一杯使っていて笑ってしまいました。全ての人が幸せになってほしい、なんて到底無茶でわがままな願いなのかもしれないけれどりつ子にも最終的には良い方向に進んでいってほしいです。まるで木漏れ日が眩しいタイトルが素敵ですね。

2014/11/26

とら

本当に波乱と言うか、色々な問題を取り入れすぎて(あとがきも含め)目まぐるしく自分の感情も変わっていくのだけれど、最後にはその問題等もすっきりとまとめてくれるから、安心出来る。…但し、また新たしい展開が起きるので、息を休める場所は無いのである(笑)だから、やっとすべての問題が解決し、読後感バッチリな状態になることが出来るのは”最終巻”と言うことになる。そう、こうやってⅠとかⅡとかナンバリングが付く作品は、結局そのすべてが終わった瞬間までを合わせて、一つの作品なのだ。だから決めた。最終巻までお付き合いします。

2014/02/27

『よ♪』

シリーズ第5巻。勝利とかれんの恋模様。冷戦状態の二人も仲直りしてバカップル発揮。大きな事件もなく安心して読めるが逆に進展もない。かれんと既につき合っている事を漸くりつ子に告げる勝利。優しく思いやってるふりして自分たちをかばう言い訳をしてるだけと指摘され、ぐうの音も出ない。勝利の優柔不断さというか、ことなかれ、日和見なところが鼻についてたので『星野さんGO!GO!もっと言うたれ~』と。でも傷心の星野さんが痛々しい。"星野さんLOVE💕"一気に加速っ!丈の男気が魅力的な番外編も収録。主人公、完全に負けてる。

2020/05/31

だまだまこ

シリーズ再読、5作目。勝利には兄妹が増え、周りの環境も少しずつ変化してきそうな予感。勝利に振られた星野が、ご飯を食べられなくなっても健気に振る舞っているのが痛々しい。友達として付き添う勝利だけど…また波乱の予感。ふとしたことで自信を失いがちな勝利。平凡な幸せの「有り難さ」を本当に忘れずにいられるのかな。大晦日のサイドストーリー、丈の色々フクザツな心境も読んでいて興味深かった。

2020/05/05

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