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きみは誤解している (集英社文庫)

きみは誤解している (集英社文庫)

きみは誤解している (集英社文庫)

作家
佐藤正午
出版社
集英社
発売日
2003-10-17
ISBN
9784087476293
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きみは誤解している (集英社文庫) / 感想・レビュー

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まる

競輪にはまる人たちの短編集。ギャンブルは一切しないし、するような人も周りにいない私にとってはまったく理解できない人たちばかりでしたが、こういうものなのかなーと読み進めました。「世界には三種類の人間しかいない―ギャンブルする男としない男、そしてギャンブルする男をたしなめる女」というフレーズになるほど(笑)

2014/04/15

ケイ

競輪や賭けの話は、あまりピンとこず、1話が終わった時はほっとして、2話に進んだら全部競輪の話で辛かった。

2012/06/06

ウララ

競輪にはまっている人たちが主人公の短編集。賭け事というとどうしようもない男ばかり出てくるのかと思ったが、中には高校生もいるし、お金をかけない人もいるし、色々なんだんということがわかった。佐藤正午も競輪やるんだね、かなり詳しく専門的なことも書いてある。

2021/08/15

八百

飄々とした恋愛小説やミステリーを得意としていた佐藤正午の「らしくない」骨太の短編集。それもそのはず全編を通してのテーマが彼のライフワーク「競輪」なのだから。「二割五分の残りを客同士で奪い合う真剣勝負」「百円を千円に増やせるのだから十万を百万に増やすことなど簡単な論理」など公営ギャンブルの魅力(?)を溌剌と描き、「金を賭けないやつは人間の屑」とも言い切る。わかる人にはたまらない作品。競輪で小金を稼いでなきゃもっと偉大な作家になっていたかも知れない…でも佐藤正午が阿佐田哲也になったら何も面白くないのは事実だ

2013/10/31

こぶた

★★★★ 競輪小説というので敬遠していたが、競輪というよりギャンブルにかかわってしまった人たちを描いた6編の小説。競輪・ギャンブルが持つダークなイメージはなく、飄々としてどこかさりげないけど切なく、小説として面白かった。保険を掛けた車券の買い方はギャンブルとは違うんじゃないか?、と滔々と女性が語りだす「遠くへ」が一番好き。佐藤正午やっぱりいいな。

2021/02/04

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