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あのころ (集英社文庫)

あのころ (集英社文庫)

あのころ (集英社文庫)

作家
さくらももこ
出版社
集英社
発売日
2004-03-19
ISBN
9784087476743
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あのころ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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さくらさんが、リアルまるこ世代の思い出話。てきやの話がよかったです。まるちゃんのアニメでも、よくうさんくさそうなてきやのおじさんが登場して、子どもがおおよろこびしていますがあの時代はああいう珍しいものを買いたい年ごろなんですよね。

2015/12/08

Tetchy

子供の頃の思い出をテーマに語ったエッセイ。誰もが経験した子供の頃の出来事を大人の視点で語っているのだが、驚く事に語っている内容は子供のときに感じた感受性のままで、しかもそれが非常に論理的なのが興味深い。つまり大人が良かれと思ってやったことが必ずしも子供にとっては嬉しい事ではないことを今の今まで覚えている事がすごい。しかもそれが自分の少年時代の心境と実にマッチングしていて心の琴線に触れてくる。

2009/09/29

ポップノア♪@読書停滞中

さくらももこさんのエッセイ集。15話入っているので、空いた時間に少しずつ読んでました。多少の脚色はあるでしょうが、子供の頃の他愛ないエピソードをこんなにも面白可笑しく書けるなぁと感心させられます。「創作ではない」と思わせるのは、さくらさんのお人柄でしょうね。小学校帰りの「てきや」の話とか、「目覚まし時計を買った話」とか、普通こんなん憶えてます?(笑) 着目というか、他人とは違う感性が凄いです。古き良き昭和の雰囲気も感じられてほのぼのしました。他の作品も読んでみたいです。

2018/11/18

NADIA

「ちびまるこちゃん」のコミックに収録されたストーリーを文字だけで著した爆笑エッセイ集。言葉の綴り方がとても粋で「現代の清少納言」の例えは全然オーバーに感じない。どの話も古き良き時代を感じさせてくれるが、夏休みに宿題を溜め込んで大変な目に遭う「夏休みの宿題」が一番感慨深い。私もいろいろと苦労した思い出がある。また、その大変だった想い出が、子供時代の夏休みをより鮮やかに楽しかったものと印象付けているようにさえ感じる。それにしても、まだまだ書いてほしかった。本当に惜しい人を亡くした、と改めて痛感。

2018/10/22

esop

なつやすみの友というのは、友というわりには親しめない存在である/何のために私より先に生まれて、姉などという呼び名を与えられているのか。意味のない女である/所詮次女なんて適当に転びまくって勝手に乗れるようになりゃしめたもんだとでも思っているのか。手塩にかけて育ててもらえる姉がうらやましかった

2024/08/06

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