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100万回のコンチクショー (集英社文庫)

100万回のコンチクショー (集英社文庫)

100万回のコンチクショー (集英社文庫)

作家
野口健
出版社
集英社
発売日
2004-05-20
ISBN
9784087477016
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100万回のコンチクショー (集英社文庫) / 感想・レビュー

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さきん

現在登山清掃にて活躍する著者の清掃登山に至る経緯が綴られる。今年の報告を読んだら、富士山も数年でほぼ清掃が完了する模様。少なくとも私は山に神がいる気持ちで向かい合っているから装備やごみを山にポイ捨てする気は全くないが、エベレストくらいになると重さに耐えかねて捨てる人がたくさん出るようだ。

2017/03/06

還暦院erk

だんなの蔵書。著者は「清掃登山」で有名なお方で、前から気になっていたのだ。読み始めたら一気。波乱に満ちた青少年時代を送っていらっしゃる…結構ワルいこともしてる(日本だったら少年院行きの危険もあったかも)。でも基本的に正義を愛する「まっすぐ」な人で、上の立場の人にも物おじしないし悪評を恐れないし、ホントに良い意味で男らしいと思う。登山者のゴミも問題だが、これからは「東京オリンピックがらみのゴミ問題」も出てきそう。野口さんのこれからの活躍に期待したい。

2019/05/02

ランフランコ

登山家の間では野口健はバッタもんみたいな評価もありますが、彼は登攀技術とか登攀実績とかそういうことを評価する人物ではない。彼は登山家では無いな。環境活動家だ。そのエネルギーたるや凄いよ。単純に清掃登山をやったことだけでも大いに評価されるべきだ。山がこんなにも汚されていることを世に知らしめただけでもただ登っているだけの登山家よりよっぽど役に立っている。20年前の本だ。彼が今どういう活動をしているかウォッチする必要がある。彼は日本はミスに厳しく再チャレンジしにくい社会だと言っている。確かにその通りだと思う。

2022/11/02

みとと50

前から面白い方だと思っていたけれど、やっぱり面白い。理屈じゃなくって感性で突き進む。良くないことは良くないって事を、ちゃんとやり通せる人。文句垂れるのはタダでもできる、実践できてナンボってもんだ。

2013/03/09

Hiroyuki Takahata

「アジアの登山隊に、無理に突っ込んだ失敗が多いのは、失敗を許さない社会文化があるからだ。」とは、納得。絶対的宗教を持たない社会は、「恥」を異常なまでに行動基準にする傾向がある。

2016/11/26

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