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子どもを救え! (集英社文庫)

子どもを救え! (集英社文庫)

子どもを救え! (集英社文庫)

作家
島田雅彦
出版社
集英社
発売日
2004-08-20
ISBN
9784087477283
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子どもを救え! (集英社文庫) / 感想・レビュー

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タキタカンセイ

『優しいサヨクのための喜遊曲』の後日譚、ということは全く知らずに読む。ていうか『優しいサヨクのための喜遊曲』読んでません^_^; そのせいか今ひとつ入り込めなかった。阪神大震災や地下鉄サリンのころの風俗を背景にした一種の私小説。男ってどうしようもない生き物なんだなあと改めて思いました(自分も含めて)。

2021/10/02

いのふみ

かつて意中の女を大学前で待伏せするところから始まった、著者と二重映しの千鳥姫彦の恋(『優しいサヨクのための嬉遊曲』)から約十年。彼は小説家になり、その女と結婚し、子どもを二人設けた。しかし、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、つくば母子殺害事件や「道徳」を謳う報道から、生や家族の危うさが浮かび上がる、著者にしては社会的で内省的な作品。

2013/05/08

ネムル

島田雅彦を読んで笑うのはなんでか癪なのだが、大笑いしてもうたのは事実なので。セックスとパチンコだか競馬だかが娯楽として大事な郊外の澱みと、震災+サリン事件というバブル後の暗部を前に、「自由」という刑に処された中年プー千鳥姫彦のいまいち深刻さのない軽やかさも好きだが、何故か世界を放浪してケツを掘られて悟りに至るラストは涙なしに読めない。いや、それは嘘か

2013/03/30

yoshi

10年ぶりくらいの島田雅彦。 なんか懐かしい。文体七変化。 パロディや斜に構えたインテリ なところも嫌いじゃないが、 無限カノン三部作のようなストレート勝負も秀逸だ。

2012/03/30

eneo

面白かった。優しいサヨクの千鳥君の後の姿を読めるとは。1995年の世相という面でも懐かしい。

2009/03/06

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