髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)
髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫) / 感想・レビュー
エドワード
光と闇の平安京。律令国家とは名ばかり、貴族も庶民もたくましくなければ生きていけない。検非違使の髭麻呂を主人公に、従者の雀丸、恋人の梓女らが、都を荒らす盗賊・蹴速丸を追捕すべく活躍する。よくある、平安京の地図は、最後まで未完成だ。左京は栄え、右京は亡ぶ。王朝絵巻の隣で孤児たちが暮らす。栄華を極めた貴族は謀略によって左遷される。帝は無理やり譲位させられる。武士は貴族に取り入って台頭する。一寸先は闇。本当に悪いヤツは誰だ?蹴速丸の正体は?カオスの平安朝に生きる個性的な面々が生き生きと動き出す様が小気味いい。
2019/05/21
BlueBerry
娯楽作品としてはレベルは高いと思います。序盤は若干慣れるのに時間がかかりましたけれどね。ラストも妥当で気持ち良く読み終えられました。
2013/03/28
YumiNya
平安ミステリー、面白かった。平安時代なので警察ではなく、もちろん検非違使。出だしから「また躯ですか」のやりとりに笑った。全編ユーモアあふれ読みやすいですが、強気な女性キャラが多く主人公がかわいそうになる。従者の少年がいい味だしてます。最後はホロリと。全体的にまあまあ。
2015/11/11
ぺしみち
面白い
2013/08/04
sigematm
60点
2010/12/31
感想・レビューをもっと見る