アンの青春 (集英社文庫)
アンの青春 (集英社文庫) / 感想・レビュー
komorebi20
アンが16歳で地元の教師になり、青春を謳歌していく。アンのおっちょこちょいの性格で思わぬ失敗したり、引き取った双子に振り回されてドタバタする場面は笑ってしまう。困難な事が起こっても前向きに捉え立ち直りが早いこと、人助けを厭わない懸命さに魅了された。次は、アン自身のロマンス💕がどうなるか?
2024/01/14
たまきら
アンに続きがあることすらうっすらとしか知らなかった自分。興味を覚えて子供図書室のほうにいったら、続編がありました。へえ!ギルバートったら淡い恋どころかかなり本気で彼女が好きなんですねえ。恋に恋する夢見る夢子ちゃんが女性に成長していく感じが丁寧に描きこまれていて、これは娘に自分で読んでもらいたくなる本だなあ。…小学校の高学年の頃、江戸川乱歩ばっか読んでた自分(後はSFか科学もの)に喝を入れたくなりました。ちなみにまだ続くようなんですが、図書室にはいきなり飛び越して最終巻しかなかったのでお預け。
2017/03/10
ルルママ
この続編を初めて読んだのは、六年生の頃だったかな。あの頃は、気づかなかった細やかな描写を楽しむ。 プリンスエドワード島の美しい景色。この目で見たい。
2020/02/27
連雀
松本侑子訳『アンの青春』読了。前巻同様、完訳である事と充実した訳注のお陰でこれまで知らなかったアンの世界の魅力を堪能しました。楽しいだけのお話しではなく、19世紀末の北米に生きた人々の生活や文学的な興味・教養を感じられて実に興味深く物語を楽しむ事ができました!全巻の訳出を強く希望!
2019/03/05
けいちか
前作「赤毛のアン」の完訳から9年。この作品の訳では、流行語とも言える言葉が散見され、アン・シリーズでは、こういう言葉使いは余り好きではないなあと思わされるところもあった(ものすごい現代っ子がしゃべってるイメージになってしまうため)。注釈での、聖書、古典からの引用はよくぞこれだけ調べたな、とは思うが、知識としてそれらの情報をベースに持っていない現代日本人には、「そうなのか」と感心して終わり、になりかねず、残念。
2014/08/11
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