誘拐の果実 (下) (集英社文庫)
誘拐の果実 (下) (集英社文庫) / 感想・レビュー
じいじ
既読の「ホワイトアウト」の手に汗する昂奮とはひと味違う誘拐ミステリーで面白かった。だんだんと家族から孤立化する副院長をはじめとする登場人物の人間描写の妙、ストーリーの面白さは見事です。事件の真相究明に向けて、徐々にその全容が見えてくる過程が楽しめる。途中冗長さを感じる箇所もあるが、二つの事件の同時解明には必須なことなのだろう。
2016/12/22
ミカママ
読み終わるのに時間がかかった上巻と違い、こちらは伏線の回収なので、一気にぐいぐい読むことができました。あまりにも、「ありえね~」と「ふ~ん、そうなんだ?」の連続ですが、まぁフィクションですし。ラストは一件落着、ということで、読後感よろしい。
2013/08/25
坂城 弥生
巧は本当に頭のいい人なんだな、と。あらゆる可能性から最善を選ぶ。なかなか出来ることじゃない。
2020/07/24
ケンメイ
★3.5 二つの誘拐事件の真相が早く知りたくてひたすら読み進んだが、結末は期待した程の盛り上がりは無くやや拍子抜けかなぁ。
2017/01/21
きょちょ
辛口だよ~ん。 つまらん、実~に、つまらん! 犯人が予想の本命だからといって文句は言わない。 動機?まあ良いとしよう。 しかもその前に「手紙」を書いているのだから、ある意味「動機」も頷けるとしよう。 何がつまらいかと言えば、ここまで長々と書いておいて私には何ら感動がないからだ! 悪いけれど他の作家だったら、例えば松本清張ならこの話は違う味わいで書けるだろう。 登場人物全員に深みが全くないのだ。 これははっきり言って文章力。 「奪取」は面白かったがそれはストーリーが良かったから。 ✖✖✖
2019/01/13
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