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クラウディ (集英社文庫)

クラウディ (集英社文庫)

クラウディ (集英社文庫)

作家
辻仁成
出版社
集英社
発売日
1993-03-19
ISBN
9784087480092
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クラウディ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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寧々子

常に何か足りないと感じていた学生時代。周囲と同じ制服を着て、集会で一列に並ばされるのが嫌いだった。不自由はないのに息苦しかった。どこへでも行けるのに、閉じ込められている様な気がしてた。あの頃の私が好きだった本。思春期を思い出す一冊。★★★★☆

2015/03/10

kuro

もやもやしたことをさらに抽象的にしてしまった本。悩んでるときに読んだらさらに悩んでしまう。「この国で自由じゃないなんて言ってる奴は才能だないだけだ」ちょっと頭を使って、アンテナをはってれば、意外となんでもできてしまうものだよね。あと、見栄を張るのをやめたくてホームレスになったって人にぞくりとさせられた。自分を磨くためとか言いつつ、人にいいかっこしたいだけだったりする。的を射ている。

2011/08/15

__tangier

みんな、私を置いていってしまう 焦燥感 すごく好き

2018/04/26

きのこ

学生時代何度読み返しただろう。「逃亡」ではなく「亡命」という響きになぜか惹かれた。辻作品を読みだすきっかけになった作品。最終ページ、状況描写の羅列のみで物語が締めくくられるのが印象的だった。

2015/08/30

ぽっこ

この東京という所に暮らしていて、自由というものはなんなのだろう。自分の価値を認めてくれる環境が自由なの? 頑張るのは、勉強をするのは、全部他人に対しての見栄のために存在しているのか、なんだか結局わたしには生きる意味や意義があるのか、わからなくなるような話だった。

2011/11/07

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