死者はまどろむ (集英社文庫)
死者はまどろむ (集英社文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
正直恐かった。綺麗な物には気を付けよと言われるように、夏の日差しの中の不気味な人が二人、三人。この時点で引き返せばよかっただろうに魅入られたのでしょうね。こういう「どこかにそういう場所が有り得る」という感じと、私も引きこまれるだろうな・・という思いが恐さを倍増させたのかも。
2015/04/30
ぐうぐう
『墓地を見おろす家』に続く、小池真理子のモダンホラー長編第二作。1989年の作だ。『墓地を見おろす家』がそうだったように、本作もスティーヴン・キングからの影響を小池は隠そうとしない。主人公家族が訪れる村の描写は『呪われた町』を彷彿とさせるし、書き手である夫が書けない作家という設定は『シャイニング』を連想させる。村が深い霧に覆われる展開は、傑作中編『霧』そのものだ(とはいえ、現代の目から本作を眺めた読者の多くは、映画『ミッドサマー』を思い出すことだろう)。(つづく)
2020/07/08
きよみオレンジ
夢見村という名前だけならメルヘンチック。地下のお墓は共同墓地と考えればいいが、ミイラとなるとちょっと・・スペースが足りなくなりそう。ミムイ様がムーミン様を連想。夢見村だから。
2021/09/02
クー
素敵な村のはなし?夢見は、むミィだった。ミイラ
2022/09/02
wankousan
別荘に移り住むまでのダラダラ感とそれほど怖くもない内容で期待外れだった。この類の小説は彼女らしくない。
2019/04/24
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