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ことばの国 (集英社文庫)

ことばの国 (集英社文庫)

ことばの国 (集英社文庫)

作家
清水義範
出版社
集英社
発売日
1993-09-17
ISBN
9784087480764
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ことばの国 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Kawai Hideki

言葉について様々な視点から斬りこんで遊び倒す、言葉遊び短編小説集。面白かったのは、「ことばの戦争」。現代で、英米豪と戦争になり英語が敵性語になった時の親子の会話。ロックが叫音楽、ヘビメタは重金属風、パンクロックバンドは破裂風叫音楽隊に。これだけでも大変なのに、さらに中国とも開戦!漢語も敵性語に。大和言葉で会社の会議。ウィスキーは湯気冷やし麦酒、宣伝部は売りの司。関西弁で乗り切る宣伝部員、発言が全部和歌になる部長、古文をごちゃ混ぜにしてニュアンスだけ伝えてくる社長など、各人の個性にも大いに笑った。

2016/05/13

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

高校で読んだ本。

RED FOX

日本語にまつわる短編集。「ファクシミリ大乱戦」の果てしない阿呆っぷり。「手紙の書き方」の教養あふれる阿呆っぷり。圧巻はドラマにもなった「言葉の戦争2」・・・個人的にはこの頃のチミズヨチノリは天才の名をほしいままにしてたピークだと思ってます。

2015/01/29

Kaz

言葉についての切り口が面白い。普段何気なく使っている「言葉」を、深く掘り下げたなかなかの秀作です。

2015/04/16

との@恥をかいて気分すっきり。

1993年発刊した本。つまりこの感想を書いている20年前、バブル崩壊の時期のため、まだ世の中はのほほんとした雰囲気があり、所得の格差や貧困の広がりは表立っていなかった。ことばの落とし穴を指摘する清水氏の言葉の中には「総中流社会となった今」などの記述があり、良くも悪くも時代の違いを感じさせる。 しかし、それでも言葉をめぐるあれこれの考察は非常に面白く、また日本語としての奥深さも感じ、新たな発見がある。

2013/02/21

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