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生き方についての343の知恵 行動することが生きることである (集英社文庫)

生き方についての343の知恵 行動することが生きることである (集英社文庫)

生き方についての343の知恵 行動することが生きることである (集英社文庫)

作家
宇野千代
出版社
集英社
発売日
1993-10-20
ISBN
9784087480870
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生き方についての343の知恵 行動することが生きることである (集英社文庫) / 感想・レビュー

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やすらぎ

沢が凍りつき、鏡と見えるその小さなことも愉しい。幸福を願う気持ちは誰の心の中にもあり、少しずつ積み重ねている。…愛していたのは相手ではなく自身であったのか。恋とか愛には、そこにないものを見る心の作用がある。私が見なければ、それはないことになり、どんなに周りから幸せそうに見えても、本人がそう感じていなければ何にもならない。…別離の時。木の葉が枝から離れる瞬間の、あの、微かな痛みに似たもの。跡形もなくなった頃、本当の冬が来る。風もないのにぽとりと落ちる。その瞬間まではっきりと見つめている。宇野千代氏の生き方。

2021/12/09

扉のこちら側

2016年590冊め。コンセプトはいいのに作りが雑。「生き方についての343の知恵」ということで、著作やおそらくインタビュー等からの引用をまもめたものなのだが、出典が書かれていないので、「この続きが気になるとか」「ここをもっと深く読みたい」と思っても次につなげられない。ある程度宇野千代作品を読み込んでいなければいけなかったようだ。「貧乏」について書かれたことろはまさしく私もそうだと思った。(続)

2016/07/25

ひろちゃん

恋多き女宇野千代さんの本。大学時代宇野千代さんの本を読んでから何故か私のなかで特別な作家さんになった。危機は必ず相手側にあるという言葉が印象に残った。

2015/12/10

扉のこちら側

2018年109冊め。再読。初読時にも書いたが、それぞれの名言の出典が知りたいのである。一番印象的なのは、著者88歳の時に体重計に乗って「少しでも好い形になって、あの人に見られても好い」と思うところ。生身の恋人ではなく、特定の人の頃。「八十八歳になると、心の中だけにある現象と、生身の人間の姿とか、一緒くたになる。どちらもちゃんと生きていて、この私の情感を支えているのだと思うと、面白いではないか。」

2018/04/19

チヒロール

90歳を過ぎた宇野さんは、生活の達人である。 体が体を守るのではなく、心が体を守る。風邪をひかないようにとおまじないのように言ってると利くものだそう。料理は発明で、作る過程が楽しいとか。心に張りがあれば死ぬまでボケないとか。隣でおばあちゃんが語りかけてくれるように、スッと響いてくる知恵の数々。背筋をピンと伸ばして颯爽と生きていこう、晴れやかな気持ちになれます。

2014/04/30

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