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こらっ (集英社文庫)

こらっ (集英社文庫)

こらっ (集英社文庫)

作家
中島らも
出版社
集英社
発売日
1994-02-18
ISBN
9784087481280
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こらっ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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kinkin

エッセイ集。氏はいつもフワリとしていてなんだかはぐらかされたような気にさせられるところが面白い。しかし自分の言いたいことはしっかり言う。そこが憎らしくならないところも好きだ。タイトルの「こらっ」は怒りではなく少しぼやき混じりのつぶやきかな。47話。もし今の世の中なら何に「こらっ」と言っていただろ。

2016/09/02

myc0

らもさんが、世の中のさまざまな事象を「こらっ」と叱るエッセイ。出版は1991年、ネタによっては1980年代後半のものもあるのに、びっくりするほど古くない!書いてあるネタ、課題、ため息が出てしまう日本の未来…今読んでもあまり違和感のない「こらっ」の数々。とはいってもあれから30年、もし生きていたら、どんな「こらっ」が聞けたのだろうか。そして、破天荒な作風からは思いもよらない、意外とまじめな人なのかもと思わせる文章も魅力。アホな犯罪者、お墓商法、言語規制の話が特に好き。

2020/02/13

みゃーこ

らも中島のこの世のアホさ加減を叱るという内容。真理を突いた言葉とユーモアが織りなすハーモニーは相変わらず悶絶する。大好きだ。らもさん。

2012/10/23

nao1

バブル期991年刊。社会現象への怒りをおもろく書いた本。>「不安や強迫観念の働くところで金は動く。マスコミが若者像だの、現代病だの、人類滅亡の予言だの・・略・・不安の種を提供しつづけるのは、その悪いバイブレーションが金を生むからだ。」「マスコミが提示する『そうあるべき家』のモデル」そんなメディアが作った不足感に乗せられて消費させられてるのは今も同じで、大量消費して断捨離ってマッチポンプを、らもさんだったら、どうやって怒っただろう?生きてたら63歳。それでもまだ若いなあ。

2015/12/14

もぐら

理不尽な校則を敷いて従えないものを弾き出す教育システムに、『協調性とは社会の構成員として成立するために「我」の一部を放棄することなのだろう。さながら軍隊のように』のんびりした口調で叱るんだけど、気づいたら死んでる…みたいな切れ味。らもさんの本は併読書として何かしらずっと鞄に入れてたい感じに好き。膝を打つ表現沢山あったんですけど1番好きなの「オタク族というのは1本のアニメをより理解するためにフィリップ・K・ディックから南方熊楠まで読んでしまうようなそういう人種なんである」笑い転げた。それ過ぎる

2020/06/13

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