ダブル・ヒロイン (集英社文庫)
ダブル・ヒロイン (集英社文庫) / 感想・レビュー
なるときんとき
元女優の綾子は22歳の時に一回り年上の青年実業家と結婚し、男児に恵まれ専業主婦をしている。そのマンションに女優時代の後輩、南夏葉夫妻が越してきて…。字が大きくて余白が大きいのに面食らった(花井さんの本はだいたいそんな感じですが)綾子は夏葉の夫に、綾子の夫は夏葉に惹かれていくけれど、花井さんの本は安心して読める。あとがきは少女は大人になると漫画を読まなくなる、少女小説も読まなくなり、本を読まなくなる女性が多い、というようなこと。男性はずっと少年で、子供の頃から読んでいた漫画雑誌をずっと購読し続ける。
2016/02/10
すばる
「うちの母親の教えなんだけど、つらいこと、苦しいこと、イヤなこと、腹立つことって、テキトーに外へ出してやんないと、胸の中でカタマって、心を狭くしてしまう!らしい」花井愛子らしいセリフ、好きです/なんとなくしっくり来ないママ友の中でも元ヤン山本さんは綾子に歩み寄ってくれたいい人だった、と描写したいんだと思うけど、あれではただの陰口…。私が綾子なら、あちらとは調子合わせておいてこっちにもいい顔してるな、と思っちゃう
2021/01/08
感想・レビューをもっと見る