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コックサッカーブルース (集英社文庫)

コックサッカーブルース (集英社文庫)

コックサッカーブルース (集英社文庫)

作家
村上龍
出版社
集英社
発売日
1994-03-18
ISBN
9784087481396
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コックサッカーブルース (集英社文庫) / 感想・レビュー

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こうすけ

これは隠れた傑作。村上龍版『ねじまき鳥クロニクル』ともいえる。突然、日常の平穏が乱され、成り行き上未知の世界に足を踏み入れていく中年男の話。といってもこちらはSMの世界。ねじまき鳥ではどんな手紙も一回しか読み直さないが、こちらは百回読み直す主人公。導入からズカズカ話が進んでいく。ヒロミの父、勝沼、おでん屋など、キャラクターがみんな歪んでて最高。SMから経済システムの話へ物語が飛躍するのも村上龍ならでは。エピローグが特に素晴らしい。村上龍は『風の谷のナウシカ』好きなのか。

2021/08/15

かわちゃん

W村上再読シリーズ。正直この本が私自身に与えた影響の大きさと言ったら計り知れないものがあるわけです。SM小説?変態小説?いや時代を摘み取った当時の現代小説?答えは読んだ人にしかないですね。異端であり、非日常であるのに、根底にある愛みたいなものを、必死で探そうとしてしまうにです。当時受けたとてつもない衝撃を、今も思いだすのです。人には勧めません。名作とも言いません。しかし、私には忘れられない一冊なのです。

2020/12/30

rueshё

読了

nadaha

村上龍お得意のSM風俗嬢とスピリチュアルを絡めた殺人絡みの話。今回はもう一つの作風である政治宗教経済ネタもちょっと入ってた。中盤までは代わる代わる変態が出てきて恐ろしい感じで、ぐいぐい引き込ませるんだけど、ドラゴンツリーフェスティバルの核心に触れてホスと離れてトカゲ顔の女が出てきた辺から尻すぼみになった感じがする。途中までのジメジメした気持ち悪い感じは面白かったんだけどなぁ。しかし村上龍の作品を読んでると世の中まともな人間はいないのかもな、と思わされる。淫売と変態の金持ちしかいないのか。

2017/05/09

Disコ

エログロ!グロいのはきついな。古い作品だから、時代を感じてしまった。うーん。

2015/04/19

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