図鑑の博物誌 荒俣宏コレクション 増補版 (集英社文庫)
図鑑の博物誌 荒俣宏コレクション 増補版 (集英社文庫) / 感想・レビュー
コットン
世界と日本の図鑑についてアラマタ風に味付けしたカラーが多い見て楽しめる解説本。植物画には「博物学図譜」(白い紙に水彩で素早く描かれる:学術的)と「花の静物画」(黒の背景に油彩で描かれる:芸術的)の2系統があるそうな。またイギリスのヴィクトリア期初頭、磯採集ブームで婦人が海岸に殺到し、屋外ファッションが急遽考案されたなど文化的側面も補足していたり、図鑑作者の人物像まで掘り下げて興味深く読めるところがいい。
2014/03/15
おらひらお
1994年初版。神保町で購入した一冊。興味深い内容でしたが、個々の文章が短く、少し物足りない部分もありました。でも、挿図(カラーも)多く面白い。
2017/04/06
トムトム
物知り博士、荒俣さん!昔の図鑑、お花が肉感的にエロティックに描かれる理由が分かった。「虫が気持ち悪い」という理由で、ジャポニカ学習帳の表紙がお花の写真に変わった。ちょっと待った!お花は植物の生殖器ですよ!そんなものを子供に見せて良いんですか!( ゚Д゚)
2019/07/27
うえ
「南方に死す」を補完する内容。とにかくデータ量が凄すぎる。といっても図鑑まで手を伸ばすと部屋が息絶えてしまうので、あくまでこのような「図鑑本」は大変に便利なわけである。
2012/12/30
冬至楼均
かつて図鑑はばら売りされていた。今もその伝統は受け継がれている。
2014/02/20
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