南方に死す (荒俣宏コレクション) (集英社文庫)
南方に死す (荒俣宏コレクション) (集英社文庫) / 感想・レビュー
総代
南方なるものにわずかに抱いていたイメージはまさに本書に書いているそれだった。あるいは西洋に発見された(!?)それであって、著者は豊かに語ってきかせてくれる。楽園として、蛮地として、現地からではなく遠方からの視点である。
2011/11/07
カネコ
○
2010/08/28
チルネコ
ハワイ、バリ、フィジーなどの南国の楽園幻想に荒俣さんの博覧強記ぶりが融合した興味深いエッセイ。南国に対するイメージも変わるだろうし、荒俣さんの脳内の底がまた見えなくなりつつある。一ジャンルでも荒俣さんの知識に匹敵できるようもっと知識を欲してしまう^^。
2009/07/21
冬至楼均
個人的には「瓶詰の地獄」についての稿が秀逸。
2014/02/23
小林ミノリ
我々が南方に抱く幻想の起源にせまる文章の集成、西洋の光で照らされた南方をプリズムを通して見る感覚とでも申せましょう。
感想・レビューをもっと見る