勘九郎とはずがたり (集英社文庫)
勘九郎とはずがたり (集英社文庫) / 感想・レビュー
佐島楓
お父様への尊敬と愛情、奥様や息子さんたちへの思い、歌舞伎への深い情熱、どれにも胸打たれる。しかしこんな茶目っ気たっぷりでチャーミングな方はなかなかいらっしゃらないだろう。愛嬌も度胸も兼ね備えた方だったのだなといまさらのように実感する。惜しまれるばかりだ。
2013/01/18
みちゃこ@灯れ松明の火
すべてが勘九郎の喋り口調だったので本人と話している感じ。ビールやコーヒーを飲むまでの言葉すら入ってる(笑)。彼の熱い口調で歌舞伎の話をされると本当にその演目を観たくなった♪。思いのほかすらすら読める一冊だった。
2010/11/15
こーこ
中村勘三郎が勘九郎だった時の芸談記。勘三郎さんとお父さんとの関係性が、微笑ましくも描かれています。シネマ歌舞伎で最近、勘三郎さんの作品を見ます。また、歌舞伎座では息子さんである、現・勘九郎さんを。スクリーンの中で生きている勘三郎さんを見ると同時に、生きている生の勘三郎さんを見たかった・・・と、思います。
2016/08/21
air
口語って良いよね。
2014/06/05
kemonoda
故・中村勘三郎さんがまだ勘九郎さんだったころの語り本。やんちゃで魅力的な舞台人の日常です。まあほんとめちゃくちゃなことも言ってるけど、同時に舞台人としての本当に真摯な部分、歌舞伎が/芝居が/演劇が大好きで、演劇の神様からも本当に愛された人なんだなとその語り口調から伝わってきます。よい本ですよ。
2013/07/04
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