本朝幻想文学縁起 〈コンパクト版〉 (荒俣宏コレクション) (集英社文庫)
本朝幻想文学縁起 〈コンパクト版〉 (荒俣宏コレクション) (集英社文庫) / 感想・レビュー
記憶喪失した男
面白い。日本神道についての良き読書案内。
2018/12/11
eirianda
思っている幻想文学のイメージではなかったけれど、日本の幻想ってこんな感じかと。まさに明治の異人の目で読んでみました。自分が日本の古典文学に興味を持てない理由が分かったような気がする。帝国物語、一巻を未だに読めないのはこのせいか……。荒俣さんのヨーロッパものは好きなのだけど。
2014/09/17
∃.狂茶党
『帝都物語』がヒットし、世に知られるようになった荒俣宏による、日本論。 魔人加藤を内に秘め、時折、(右翼的な)日本的なことに対する敵意が顔を覗かせるのが興味深い。 オカルティズムと、選民思想など、想像力の話に絡みついてくる、病についても描かれている。 この毒気は、のちの荒俣本では薄まっていくのであるが、自虐的自画像も含め、うつしよに馴染めぬものとして共感を覚える。
2009/05/04
Hideki Ando
博覧強記といった感じではある
2018/01/08
lobking
第一部1ページ目でもう泣いた。なんという非情なほどに透徹した視点。その後の事はともかく、人生この時点でこの枯れっぷりはさすがだ。内容については…「濃すぎ」以外に何も言えない。「房総幻想王国」が白眉。
2010/09/02
感想・レビューをもっと見る