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日本文学全集 第一集 普及版 (集英社文庫)

日本文学全集 第一集 普及版 (集英社文庫)

日本文学全集 第一集 普及版 (集英社文庫)

作家
清水義範
出版社
集英社
発売日
1996-02-20
ISBN
9784087484533
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日本文学全集 第一集 普及版 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ちさと

日本古典文学パスティーシュ9編を収録。この古事記の意訳は、学校の教材に使えば面白く学べるし記憶に残るものになりそう。源氏物語のお話は、さすが著者が大好きな日本文学のひとつで、紫式部が描きたかった人間というものの心模様を大切にしながらパロディに仕上げていました。右脳で生きているわたしには、共感する所が多い。本書の残念なところは「学校では教えてくれない文学史」と重複する部分が多かったこと。

2022/12/04

みっちゃん

百人一首を現代の流行歌にしたり、「太平記」を室町物産の企業ドラマにしたりとこの作家の本は面白い。この柔軟な発想を持ち続けられる清水義範っていう作家は、どんな人なのだろうか。愛知教育大出身というから、教員を目指したのだろうか。こんな先生がいたら、古典も好きになったかも。

2012/11/04

ふたば

今でいう「ギャグマンガ日和」とか「戦国鍋TV」とかに近い空気を感じる。古典のなかに生きるひとがこれだけ人間味溢れていることに気付けたらみんな古典が好きになると思うんだけどな。

2010/09/01

アルゴン

★★★★☆日本の古典のパスティーシュ(パロディ)。特筆すべきは「小倉百人一首」。例えば柿本人麻呂の「あしびきの」の歌を、長渕剛が歌いそうな感じにアレンジしているのですが、そういった感じで百人一首をずらりと80年代頃の歌手の歌っぽくしているのです。世代がずれる私でもすごいと思ったので、40代~50代の方などは相当おもしろいかと思います。他には「奥の細道」は作者お得意のテレビ中継。「太平記」は身につまされる。

2014/09/27

ペミカン

息抜き脳波組替え?に最適。古典とバブル期日本の見事な融合。もう20年近くたち、文章があちこち懐かしいやら恐ろしいやら。「徒然草」なんてドキドキものだけど、恐らく登場人物もご自分のそういう役目を自覚していらっしゃるのだろう。世の中とブンガクの深さを垣間見せる清水さんやっぱり凄い。

2010/07/01

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