シフォンの風 (集英社文庫)
シフォンの風 (集英社文庫) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★☆☆【秋を感じる夜だけど まだまだ熱く行こうよ恋愛物でヒートアップ!】というキャッチフレーズを掲げて読書したものの、夜は秋の虫達が鳴いちゃったりして晩夏特有の虚無を感じてしまいますね。風も秋の風になってきましたし。風が急に吹いたとき、つい「あっ、ねこバスだ!」と言ってしまったことありませんか?でも「あっ、風の又三郎だ!」と言った人がいたんですよ。当方「風が吹いたら猫バスでは?」先方「いやいや風の又三郎だよ」で、みんなに聞いたら。。しっかり分かれました。はっきり境目があるんです。そう、年齢で。
2016/08/20
たいぱぱ
『淳子のてっぺん』に感動した唯川さんの初期の作品ですが、ちょっと合わなかったなぁ。発刊当時のバブル期のOL(もうOLって言いませんが)の恋愛小説ですが、当時のドラマを観ているようでした。当時からそういうドラマは嫌いだったんだよな…。僕は男だからか主人公側の誰にも共感できず、出てくる男たちにも共感できず残念でした。恋のかけひきなんて全くできず、ただひたすら猪突猛進しては跳ね返されてた僕としては、歳を重ねても子供なのかもしれません💦
2023/03/30
あつひめ
仕事にもなれて毎日が平凡に過ぎていく。友人の結婚や恋の行方・・・人の姿を見ながら自分の人生を考える。不倫は頭で考える事と気持ちのバランスが日が経つごとに変化する。プロポーズされても冷静な自分がいる。恋愛に一喜一憂するのは、恋している自分に恋しているからかも・・・。現実は・・・派手でなく地味でなく、現実を静に受け入れることかも。昔の男にこんな時に出会うとフワフワ心が落ち着かなくなるのもわかるし・・・唯川さんの等身大のOL像が自分の昔と折り重なったりして楽しませてもらった。
2010/12/04
らー
ほぼ会話文ばかりなので、ひと昔前のトレンディドラマの脚本のような感じ。あっと言う間に読めました。携帯もスマホもない時代の恋愛は、自分自身の世代と重なるので、とても懐かしいような、まどろっこしいような…。でもやっぱりあの時代ならではの、遠回りな恋はラインの「好き」よりも言葉が重かったと思います。それにしても女は逞しく強いなぁ。もちろん自分も含めて(笑)。
2017/09/27
たかぃ
ぃっものOL恋愛譚。平凡で生真面目な佐和と邦夫。奔放な響子と暁。響子ゎ端役でしたが、それぞれが嫉妬と羨望ぉ抱ぃてぃたとゎ何ともリァルです。そしてその嫉妬心ゎ共感どころか共有出来てしまうほどに理解できます。ゥチも嫉妬の塊人間なので(´-ω-`) ▼OL間のゃりとりも、どこか相手ぉ計りながらの気持ち悪さが面白く感じるぁたり、唯川さんの過去作で色濃ぃ魅力ですね。▼話筋も予想のっく様式美に沿った形で、変に捻られるょりも良かったです。全体的にまとまりぁる風体で、一行二行ぉゅったりと楽しめる小説でした( *´꒳`*)
2019/09/21
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