十八歳 (集英社文庫)
十八歳 (集英社文庫) / 感想・レビュー
クプクプ
谷川俊太郎2冊目。表題作「十八歳」は文字は少ないですが、年齢や感情や天気など、さまざまな情報が凝縮された素晴らしい詩でした。その他は「犬に」が気に入りました。谷川俊太郎が人間と犬の瞳を比べる詩。締めくくりの1節がうまいと思いました。
2022/05/06
masa@レビューお休み中
久しぶりに、この本を手にとってみて、目を疑ってしまった。この詩が18歳の時に書かれたものであることも知らずに読んでいたのだ。当時、同じ18歳くらいの自分がさらっと読み流していたことを思い出してしまった。18歳の谷川俊太郎は、すでに一般の高校生という枠を超えている。上品であり、達観しており、節度を弁えている。当時の僕が同じ言葉を思いつくことも、同じ感情を抱くことも叶わなかった。願っても叶わない…そんな事実を突きつけられても、当時の自分は受け入れることなどできなかったに違いない。
2012/05/06
蒼伊
谷川俊太郎さんの詩集初めて読みました。著者が十八歳のときに書かれた詩なんですね、すごいなぁ。ぐっとくるもの、はっとするもの、いろんな感情をそっと撫でられる感覚を味わいました。「本を/たくさん/頭の中に/あるばむを/一冊/胸の中に/そして/出来るなら/天国を/心に深く/わたしはもちたい/くるかもしれぬ/独りの時のために」(まなび)
2014/03/07
まぁみ
再読。沢野さんのイラストが輝いていた。文字と絵から、なんとも言えない至福のひとときを過ごせた。しまい込まずに近くに置いておきます。
2024/11/20
話
好きな人と、電話した後に読んだから、どれも甘酸っぱく見えた。どのページにもその人がいた。
2014/11/04
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