KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

春のソナタ (集英社文庫)

春のソナタ (集英社文庫)

春のソナタ (集英社文庫)

作家
三田誠広
出版社
集英社
発売日
1997-06-20
ISBN
9784087486308
amazonで購入する Kindle版を購入する

春のソナタ (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アポロ

音楽は偉大だ!ピアノとバイオリン習ってるのに柔道?って思いがずっと頭の中をグルグルしてしまった!これも自由に生きろってことだったんだろうか!

2017/11/19

青蓮

17歳の高校生バイオリニストが、様々な音楽家達と出会うことによって成長していく音楽青春小説。傷つき、悩みながら、しかも誠実に生きようとする人間の魂。ところどころに散りばめられた人間の「弱い心」…その純粋さ、美しさに何とも言えない余韻が残る。

2019/07/21

HERO-TAKA

父から音楽の才と努力できる環境を引き継ぎ、文武両道で女の子にはモテモテ。最近は幼馴染のスポーツ少女が気になっていて、でも沢山の男から求愛を受けている年上の女性にも惹かれてしまう。共感要素ゼロの主人公の持っている者の悩みという感は否めないが彼もまた自分に不安を抱えて生きている。「いちご同盟」もそうだったが、三田さんの小説に登場する大人の男たちに魅力を感じる。表面的にはそれぞれ大人な彼らも、偶に垣間見える姿は語り部と同じ少年の延長で、脆くフラジャイルな心情が続いている。それを受け入れて今日も生きている。

2017/04/22

不見木 叫

青春小説三部作・高校編。進路に悩むバイオリニストの少年の父親への憧憬と反発の間での葛藤、ピアニストとの恋愛が描かれている。
特に父と子の関係を情感たっぷりに描く問答が印象的。

2024/04/15

sabosashi

スポーツとクラシック音楽とに彩られる高校生活、申し分ないといえる。しかしどの習い事にもいえることだろうがクラシック音楽、器楽演奏もじつはどろどろしたうごめきに取り憑かれているのだ。一芸に秀でればやはり避けられないこと。そこには濃厚な、濃厚すぎる人間ドラマがあるし、たしかに濃厚すぎる。さらにその場が家族なり家庭であるならばときとして修羅場が現出する。演奏こそ華麗であろうが痛々しくも感じる。さらに色恋も混じってくるとすれば。こんな濃厚さはいまの時代には好まれないのだろうか。

2024/09/05

感想・レビューをもっと見る