荒俣宏コレクション2 新日本妖怪巡礼団 怪奇の国ニッポン (集英社文庫)
荒俣宏コレクション2 新日本妖怪巡礼団 怪奇の国ニッポン (集英社文庫) / 感想・レビュー
∃.狂茶党
ガイドブック的な作りですが、今となってはそういった使い方も難しい。 ここにあるのは豊かな国日本だ。 1996年 国連、核実験全面禁止条約を採択 包括的核実験禁止条約(CTBT) 村山内閣から、橋本内閣へ。 日本で、保守派が巻き返してきた頃 1997年 動燃で爆発事故。虚偽報告、ずさん管理表面化 3月 橋本改造内閣発足ロッキード事件で有罪が確定しながら総務庁長官として入閣した佐藤孝行わずか12日間で辞任=9月 このころの雑誌には潤沢に予算があったが、間も無く日本経済は奈落の底に落ちていく。
2022/06/04
椿 釦
静岡には民俗的な魅力がないと思い込んでいたのだが、そんなことはなかった。その部分を読めただけでもいい。荒俣先生の妖怪に対するスタンスが本当に好きだ。河童のミイラは人工的に作られたものだ、という上で、尊重している。偽物だ!嘘だ!じゃないんだよね。信仰や物語が生まれる場所や時を凄く大事にしている。中国と朝鮮文化の影響を深く受けつつ独自の日本の文化が生まれた事がよく書かれているのが今更新鮮に…。余談だが、2009年の文庫を読んだのだが紙質が物凄くいい。湿気で広がらないし厚いしやけない。本の質が悪くなってる。
2019/09/27
hatohebi
『日本妖怪巡礼団』地方篇。近世の先駆者・平田篤胤の活動に感銘を受けた筆者は、将門公縁の神田明神を起点に、茨城静岡といった関東近県から、北陸・京都・中国・九州へと足を伸ばす。近世は地方で高い水準の独自の文化が発展していた(本文でも島根の鏝絵や熊本の通潤橋が紹介されている)。各地の旧家や寺社は、そういった土地の記憶が吹き寄せられ、保存される博物館のような役目を果たしていたのだろう。巡礼団は、そこに伝わる数々の秘宝・珍宝を訪ね、その由来を聞き、背後にある秘史を推理していく。
2021/08/11
町歩き
奇談の残る土地、神社、寺等に出向き、実際に調べてみる内容。荒俣さんの考え方を読み思うこと。様々なものに、興味をもつということは、「人生が楽しくなる」きっかけといえるかな。
2019/08/04
ぽん
日本は歴史がある国なんですね。真実か否か。 そんなことよりきちんと残そうとする人がいて実際に残っているということが大切なんだろうな。
2016/12/20
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