ドバラダ乱入帖 (集英社文庫)
ドバラダ乱入帖 (集英社文庫) / 感想・レビュー
タツ フカガワ
自身のルーツを辿る『ドバラダ門』の番外編的エッセイ。西郷隆盛との交流から、明治の大警視川路利良のもとで幹部となったのがヨースケさんの曽祖父山下龍衛右門房親。そのあたりの話は20年前に読んだときはぴんと来なかったのですが、その後山風先生の明治物、とくに『警視庁草紙』を読んだ今回の再読の方が数倍楽しめました。といっても相変わらず話題はあっちこっち飛んで、これが面白い。皇居に乱入したり、シンシン刑務所 でセッションしたり……なかでも第2章でのギタリスト、マボチンのラリパッパぶりは抱腹絶倒でした。
2019/12/05
さらば火野正平・寺
かつて『ドバラダ門』という凄い本があった。ジャズピアニスト山下洋輔による自身のルーツ探しと旅行記と幕末小説がミックスされた奇書(オススメ)。それの落ち穂拾いがこの本。筒井康隆はじめ、多くの文筆家に絶賛された文章はやはり上手い。しかしドバラダ門を読んでないと今ひとつ楽しめない本。
2012/05/18
待つ子
あー面白い。すごい一族だなぁ。歴史と先祖を調べること、について、いい意味でいろいろと考えてしまう本。
2009/06/20
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