会津士魂 1 会津藩京へ (集英社文庫)
会津士魂 1 会津藩京へ (集英社文庫) / 感想・レビュー
てっしー
大河ドラマ「八重の桜」の知識補完のために読んだ。著者の歴史論4割、小説6割といった感じで、幕末史をひたすら会津藩側に愛情を込めて描いている。明治維新を深い考えのないただのクーデターと斬って捨てたり、清河八郎なんかを数1十頁に亘って口を極めて罵倒したり…ここまで偏っていると、かえって心地よいな。(他の観点からも勉強する必要が生じたが。)読み物として十分面白かったが、オリジナルキャラは必要なかったのでは。…こんなに面白いならあそこの古本屋で二巻目以降も買っときゃ良かった。売り切れてたら面倒だ。
2013/02/07
連雀
久々に幕末物が読みたくなって、電子書籍化もされていた本書を購入。もちろんタイトルは知っていましたが、長い物語故にこれまで手に取るのを躊躇ってきたのですが、今は逆にこれならば当分楽しめそうだと長さが嬉しい。
2017/10/02
miina
ちょっと言い回しとか、人の名前がたくさんとかで読みづらかったけど、真剣に書かれている感じがあって、面白いと思った。 続きはゆるゆると是非読みたいと思う。
2021/01/20
satomohiko
去年流行った会津を知るために読み始めた。以前、司馬遼太郎の龍馬が行くを読んだ時は、会津藩は朝敵とされ、龍馬たち明治維新で活躍したものからも敵視されていたので余り良い書かれ方はしていなかった。今回は、藩自体が主役とありまた違った見方で会津を知ることができそう。一巻後半は清河八郎がいかにひどいやつだったかが延々と記されている。最後はズバッと期待通りの結末。スッキリ!
2014/01/20
さっと
『竜馬がゆく』『武揚伝』と読んできて、次なる幕末大河小説はこれだ!会津藩が主人公なので、西国雄藩の描写は、そちらびいきの方にはつらいかも。それにしても、「天皇に忠を、幕府に孝を尽くした」会津藩の幕末史は熾烈を極める。愚直なほどのまじめさが藩祖に求められる会津藩と、関ヶ原以来の執念で天下を狙う長州藩の対立が江戸時代に端を発している点が歴史のおもしろいところ。第1巻は、会津藩主松平容保が京都守護職に任命され上京し、浪士組が結成されるまで。
2012/01/05
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