殺意 (集英社文庫)
殺意 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ガミ
好きな箇所は八島の立場で描かれるシーン(『記憶』)でした。一度犯した自信の過ちがあって、妻への不信を募らせる彼の心情の変化が印象に残りました。全体的に、カウンセリングや、植物状態の治療など、医学を元に、物語は進み、その分野に関わるプロセスが解決へと導かせます。じっくり読むと、医学の知識も入り、面白い小説でした。『殺意』にしろ、『記憶』にしろ、女の執念って怖い…。
2013/04/29
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