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檻 (集英社文庫)

檻 (集英社文庫)

檻 (集英社文庫)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
1987-03-20
ISBN
9784087491944
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檻 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Take@磨穿鉄靴

面白かった。体調不良でなかなか読書が進まなかった。老いぼれ犬が出てきてからはどちらが主人公か読んでて分からなくなった。ゴロワーズも最高にイカす。吸った事もないし調べてパッケージも見たけど知る限り見たこと無い銘柄だった。高樹が出てきたらもうそれは老犬トレーの世界。次は望郷読もう。★★★★☆

2018/08/18

GAKU

初めて読んだのは初出の33年前。あの時の衝撃と感動はいまでも忘れられません。これでどっぷり北方謙三にはまり、まずは当時既刊の作品を全部読みました。その後は新刊が出る度に必ず購入。北方現代ハードボイルド物はほぼ全て読みました。何度目かの再読の今回、それでも読み進めるうち、物語にのめり込み、興奮し、感動し、ラストはいつも涙してしまう。北方氏の作品に秀作多々あれど、私にとってのベスト1はやはりこの「檻」以外あり得ません。これからもこのランクが揺らぐことはないでしょう。

2016/05/03

mii22.

北方作品初読。えっ!何でラストで一気に涙がぐわっとこみ上げてくるの!完全にやられてしまったことに気付いたのは物語がすっかり終わってから。コマ割の映像を観るような短い一文にはじめは戸惑ったが、元ヤクザの滝野と老いぼれ犬といわれる高樹刑事の視点で交互に物語が進行する辺りからは夢中になった。そして最後は涙。やはりこれはハードボイルドの傑作なんだ。暴力や男のロマン滅びの美学なんてものだけでなく緻密に計算された人間のドラマがある。ただ女性の描きかたが男性目線に片寄っているように思うけど..とにかく面白かった!

2016/05/18

ねこまんま

これぞ由緒正しきハードボイルド!という作品。 こういうのはやっぱり「男の美学」なんでしょうか。 主人公になりきればかっこよく感じるけど、ちょっと視線をずらせて見れば、かなりヤバイ男の話。 女の方の身になってみろよ、と(笑) 檻の中に留まっといてください、ぜひ・・・・と思いながらも、こんな人生歩んでみたい、と思う男が夢中になるのは分かるような気がする。

2016/05/04

k5

北方ハードボイルド初読み。冒頭のスーパーの縄張り争い含めて昭和感のあるプロットが面白かったです。主人公の滝野、元窃盗犯の探偵、平川、そして「老いぼれ犬」とキャラ立ちも充分。強いて言えばタイトルがあまりぴんと来ないですが、まとめていくつか読んでみたいです。

2019/07/21

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