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あれは幻の旗だったのか (集英社文庫)

あれは幻の旗だったのか (集英社文庫)

あれは幻の旗だったのか (集英社文庫)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
1987-07-20
ISBN
9784087492330
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あれは幻の旗だったのか (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Rey

初の北方謙三。文体はとても読みやすいのだが、ああいう時代背景も馴染みがないので理解し難く、それ以上に彼らのやろうとした事や美意識にに全く共感ができなくてちょっと困った。表紙が非常にダサい。というか意味不明。

2014/06/23

たーくん

再読→→→もう檻の中の運動会はやめだ」―全共闘高揚期、茶番劇に飽きた4人の男たちが本物の銃と弾丸を用意して起ち上がった。活動家たちに、いささかヒステリックなジャーナリズムに、そして運動会そのものに“一杯食わせて”やるために…。遊びでもなく、気晴しでもなく、本物の戦いに命をかけた男たちの鮮烈な思いを描く衝撃のネオ・ハードボイルド。

2020/10/04

ハヤカワショボ夫

北方氏の作品にしては珍しく一匹狼でなく男たちの物語。最初は『雨月物語』など研究するの近代文学サークルの4人だったグループが学生運動のやり方に反感を覚え「やつらに一発くわせてやりたい」と考えるようになります。それで学生運動で独自の行動をとることになり「理論より行動だ」とばかりに武装化を進めます。決起の時、仲間の密告で計画が実行できませんでした。10年の時を経てもう一度自分たちの旗を立てるため再び決起します。読んでいて男の友情を感じ気持ち良く読むことが出来ました。これが『水滸伝』の原点なのかな。【家】★★★☆

2015/10/09

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

この作品を30年前に読んでいたら、今の読了感とは全然違っていたと思う。この作品の、時代そのものの時、学生時代を過ごしていた自分。あまり思い出したくない感情が先に立つ。その時と真反対と思える今。そして、その今が間違えてないと思える。ただ言えるのは、(学生運動には参加せず)その時の自分にも、この作品のような突き上げてくる感情があったなあと思う。 【4.5】

2020/07/30

RISK

ハードボイルドは苦手なので読まずに手放そうと思ったのに、返すところに持って行くまでの暇つぶしに開いたらつい全部読んでしまった。今時のライトノベルでもいけそうな設定だわ。でも、時代背景に読者がついていかないからそれは無理かな。

2014/01/09

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