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漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (集英社文庫)

漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (集英社文庫)

漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (集英社文庫)

作家
島田荘司
出版社
集英社
発売日
1987-10-20
ISBN
9784087492620
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漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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財布にジャック

漱石とホームズという豪華キャストなのに、笑えるっていうのが吃驚です!ホームズのファンに怒られそうなホームズ像なんですけど・・・それでもシャーロキアンの島田さんだからこそ、愛すべきキャラクターに感じさせてくれます。そして、漱石とホームズの別れの場面でホームズがヴァイオリンを奏でるという演出がとっても素敵でした。ミステリーファンは勿論、ミステリーはちょっとという方でも、充分に楽しめる作品です。

2010/09/12

oser(読書家ではありませんドクシャーです)

とても面白く読了しました。 トリックはそこまで卓越というわけではないけれど、しっかりとした本格の風合。 ワトソン氏と漱石の手記を交互に読んでいくスタイル(双方の感受性の違い、意見の食い違いなど読んでいて楽しい。)プロットもしっかりと練られており飽きる事なく読読了。 …漱石とホームズの均衡とは考えたものです。好事家からしたらたまらんだろうなあ。

2024/05/16

勇波

20数年振りの本書です。再読とは思えない程に楽しめました。ホームズや漱石に特別愛着がある訳じゃないけれど、鳥肌立つくらい面白かった。20世紀初めの大英帝国とこれから時代を築いてく作家がうまく噛み合ったのかな。。脳内ではホームズさんが犬になったり(ジブリのやつ)、御手洗さんになったりで大忙し。すべての場面で胸が熱くなった。ほんと再読して良かった★

2018/05/06

がらくたどん

ご紹介に惹かれて。漱石の英留学はホームズが「噂のヒト」となっていた時期。しかも沙翁研究で師事していたクレイグ先生の部屋は位置的にベイカー街のご近所さん。だから、会っていたかも、あの二人♪そうでなくても胃が痛む海外独り暮らしの下宿先で幽霊の声に悩まされ「とにかく凄い」と評判のホームズに悩み相談にいった夏目氏が断り下手と好奇心から巻き込まれた怪事件。金持ち未亡人のやっと再会した弟がなんと一夜でミイラに!呪か事件かはたまた陰謀か!時々調子が外れるホームズのお守りをしつつ常識人ワトソンと神経質漱石の奮闘や如何に!

2024/06/07

Yu。

心を病んでいた漱石は、これまた心を病んでいたホームズと、ある事件を通じ出会うべくして出会い、本来の自分を取り戻していく史実と創作とを織り交ぜた本格ミステリ。。漱石さん、容姿の問題もそうだけどさ、他の国の文化風習を受け入れる事の難しさって、なにも昔に限った事じゃないんだよね(*´ー`*) アナタ ダケジャ ナイヨ。。‥そうそう、ワトソンさん、お疲れ様‥ いろんな意味で貴方が本作一番の功労者だよ。。

2019/10/29

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