無芸大食大睡眠 (集英社文庫)
無芸大食大睡眠 (集英社文庫) / 感想・レビュー
nuno
月並みな感想だが交友関係の広さに脱帽。内田裕也に対する所見はこの人ならではだなと思う。「本物人間というものは、とても魅力的だが、いやはや、じかに接すると、いくらか仕末がわるい。」
2015/09/20
hirayama46
80年代前半に雑誌に連載されたエッセイ。その当時から過去を振り返る話が多く、お笑いや映画といった芸能関係の名前も存じ上げない名前が多かったです。戦後あたりの芸能文化を振り返りたい方におすすめできそうですね。連載当時の飲み会の話なども様々なメンバーが出てきて興味深く、ギャンブルや小説だけでなく将棋の棋士やミュージシャンとの交友もあり、飲みの席に同行していた井上陽水が内田裕也に圧をかけられたエピソードにはほほう……と思いました。
2020/10/31
showgunn
何よりタイトルがよい
2016/02/24
pushman
興味を持っていないことやまったく知らないことでも、その物事の良い面を伝えてくれるので、楽しい気分で読み進められます。阿佐田哲也も「家畜人ヤプー」を評価していて、なぜか嬉しくなりました。
2011/06/10
ゆーいちろー
肩の凝らない軽快なエッセイ。ギャンブルねたから、交遊録、そして時折垣間見える作者の本音らしきものを探してみるのも楽しい。古い芸人や力士の話もピンとこないが、雑学の収集という意味で非常に面白い。(実はわたしは、この手の本を自分のウンチクの種本としているのだが・・・)しかし、まあ、オタク的気質のある作家の、エッセイというのはおもしろいものだと、オタク的気質のある読者であるわたしは思うのである。
2011/01/05
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