牙 (集英社文庫)
牙 (集英社文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
「風の聖衣」登場の石本がなぜペルーに行くことになったのか、高城とはどのようにして関係ができたのか、それを知りたくて挑戦の途中でこの「牙」を。事件なんてものは北方さん、どこにでも落ちているものじゃないけど・・災難はいつやって来るか分からないね。大学に入ってラグビーをしたかったかもしれないが、植木屋さんに。師匠は木と話しのできる粋な祖父。そんな爺様が孫の拾った災難に巻き込まれた。体力はあるが一般人の石本が祖父を殺され獣になっていく様の描写が凄い。でも、ちょっと今までと違って軽め感が。女が軽薄過ぎた描写のせいか
2016/03/19
GAKU
石本和一19歳。ふとしたことで巻き込まれた事件で、祖父が殺される。祖父がいまわのきわに残した「牙をなくしちゃなんねえ。いざという時にゃ、牙をむけるのが、男ってもんだ」の言葉を胸に、一幸の復讐が始まる。眠っていた獣が目覚めたとはいえ、19歳の少年が数日でここまでは変わらないだろうと、突っ込みどころはありますが、これも初期の北方作品にはよくあるパターン。良いじゃないですか北方ファンの私はこのパターンが好きなのですから。それにしても今回も登場の老いぼれ犬高樹刑事、相変わらず良い味出していました。⇒
2016/03/13
せ〜ちゃん
★★★★
2016/05/10
背番号10@せばてん。
1991年9月30日読了。あらすじは忘却の彼方。(2023年3月18日入力)
1991/09/30
サン
女と偶然出会ったせいで、事件に巻き込まれて行く主人公石本。高樹刑事も出てきます。石本が次第に獣になり、牙を鋭く尖らせて行くのがよくわかります。ネガという表現はそのうち、なんのことだ?となっていくのでしょうか。姉妹が石本に冷たすぎるような気がします。
2016/04/19
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