マンガ青春記 (集英社文庫 な 14-2)
マンガ青春記 (集英社文庫 な 14-2) / 感想・レビュー
スターライト
先日読んだ、同じ著者の〈トワイライト・サーガ〉に関する記述が出てくるというので着手。小学生時代から、中高を経て、大学卒業までのマンガを中心とした私生活を赤裸々に語ったエッセイ。僕とは年齢的に一回り以上上なので(さらに、僕は少女漫画を読んだことはないので)「そうそう」と共感できる部分は多くないが、本書を読むと彼女の小説世界がいかにして作られてきたか、その一端を見る思いがした。それにしてもマンガは当然のことながら、こうもいろいろな趣味を持てるなあと読んでいる間中、感心というか茫然。
2014/11/21
ジョニー出ッ歯
昭和の漫画と筆者のエッセイ。どれだけ筆者が漫画を好きなのかがわかるね?。
2010/11/22
ふう
ぼくの本棚から・・再読。 マンガ家になりたくてなりたくて、結局かなわなかった中島梓。 でも、もうひとりの彼女は、あの手塚治虫に「彼女は二十世紀最大のクリエーターだと思うからです」と言わしめた栗本薫。彼女らの青春グラフィティ・・ぼくらの時代。結局、彼女たちが何人いたのかはいまだに謎・・。 絶対にひとりではない!
2016/01/29
マァちゃん
この人はこんなにもマンガを愛して、またマンガ家になりたかったのだな、と言う事がひしひしと伝わって来ます。色々な事をしていても、常に根底にはマンガが有る…、そんな青春です。評論家、作家として新たに誕生するまでの事が濃密に記されていて、必読の書だと思います。私は栗本薫さんの新作が読めないより、中島梓さんの新作が読めない方が悲しいです。
2014/02/07
春風
親との葛藤や恋愛など青春時代にありがちなテーマはほとんど描かれず、ひたすら好きなマンガについて語る特異な回想記。思えば作者の創作活動は一貫して「私はこういう物語を愛してるの!」という叫びだったのかもしれない。
2012/01/13
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