山のパンセ (集英社文庫)
山のパンセ (集英社文庫) / 感想・レビュー
syota
哲学者にして随筆家、そして昔気質の山男である作者が、10年余りにわたって書き継いだ山に関する随想を一冊にまとめたのが本書だ。内省を交えて実体験を率直に語ったおもに初期の文章が、とりわけ印象深い。重い荷物を背負って汗水たらして歩いて何が面白いのか、わざわざ寒くて危険な冬山に入っていく気が知れない、などと考えていた門外漢の私にも、山の魅力がひしひしと伝わってくる(今更分かっても遅いけど^^;) 悪天候で停滞を余儀なくされたときの心の持ち方などは、人生の様々な局面に応用できる含蓄あるものだと思う。
2017/08/21
Tom Sasa
読了。 山、自然の中で考える、山にいる、思い。
2023/05/31
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