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冴子の東京物語 (集英社文庫)

冴子の東京物語 (集英社文庫)

冴子の東京物語 (集英社文庫)

作家
氷室冴子
出版社
集英社
発売日
1990-10-19
ISBN
9784087496390
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冴子の東京物語 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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しゅわ

氷室冴子さん勝手に再読祭りの番外編にエッセイを読んでみました♪ 札幌―東京の長電話料金があまりに高く、電話料金より部屋代のほうが安上り!とばかりに上京しちゃった…という仰天エピソードを持つ先生。お茶目なお姿が目に浮かぶようなユーモアあふれる一冊で、とても読みやすいです。特に一子相伝の章は涙を流すほど笑いました。“桐壺返り”の言葉は密かに使わせていただこう!と心にメモ。

2014/06/18

タカギ

『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』は私の永遠のバイブルだが、エッセイは初めて読んだ。可愛くてパワフルなかただったのだな、と思う。没後12年。享年51。あまりに早かった。未だに胸が痛む。『銀金』の続き、読みたいよ…。このエッセイを読みながら、一度ならず吹き出した。<『北斗の拳』の章>と言うか<一子相伝の章>と言うかが特に可笑しかった。かといって可笑しいばかりではなく、真面目な国鉄職員だったお父さんの話も印象に残っている。子どもの時は地味に見えた峯村良子さんのイラストの素敵さがわかる。

2020/06/18

佐島楓

「東京とはほとんど関係のない東京物語」。電話代がかかりすぎたから・・・と引っ越したり、好きな役者さんの追っかけをするためにまたまた引っ越したり、ずいぶん行動力のあるかただったんだなあとびっくり。とても威勢がいい話あり、しんみりする話あり。パワフルで面白かったです。

2012/12/09

そーいち

小説の書き手であった氷室冴子さんが存命の頃、20代後半~30代にかけてのエッセイをまとめたもの。氷室冴子さんの飾らなく物事を真正面から捉えるような文章に憧れ面白く読むことが出来た。当時だと何かあれば「女とは・・・」みたいに区別されるような時代だったと思うのだが、力強く意思を推し進める姿に憧れる。ただ流石は少女小説の書き手。流れるような文章から瑞々しい言葉尻が見えてくる。素晴らしい方だっただけに亡くなられたのは残念。ただ彼女の思いを受け継いだ書き手が沢山いらっしゃる現実もまた素晴らしい。

2024/04/02

キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言

氷室作品を読む度に早すぎた死を悼む(ノ_・。)。さて東京物語。ときはバブルだ!!あの頃パワフルな女の子がいっぱい出てきて勢いがあったな…。男女平等と吹き込まれて育って、いざ社会に出たらぶつかる壁に挑んでいた。氷室作品はそんな女の子たちに元気をくれた。氷室さん、今の女子はどうですか?そして新しい東京物語読みたかったです。

2014/07/29

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