今どきの娘ども (集英社文庫)
今どきの娘ども (集英社文庫) / 感想・レビュー
Mof
佐藤愛子の娘は今どきの娘らしくないと、母である愛子女史は嘆く。そんな娘にデートの申し込みが舞い込むが、本人は乗り気でない。そんなずるずるした関係が続く中、イケメンカメラマンとも仲良くなるが…といったストーリー。パワフルなおばさんと、主体性のない若者が出てくる話。ヒロミと尚子は対極だけど、主体性のある若者。
2022/04/03
桜もち 太郎
1987年の佐藤愛子の作品。作者を取り巻く娘キヨ子をはじめとし女たちの恋愛模様が書かれている。今から25年以上前の恋愛事情であるが、結構赤裸々なあっけらかんとした女の子たちの会話があった。25年経った今も案外変わらないものだなと思ったりもしたが、恋愛とか性の問題は昔も今も人によるだろうな。エッセイだと思って読んでいたが、最後にフィクションと作者が明かしたのは驚いた。案外面白く読めた。
2013/07/29
pantyclub
時代の違いを感じる内容。親と子で生まれた時代が違えば考え方や思いも変わる。著者の作品らしい反面、女子トークの要素もあって面白い内容。ご自宅にいろいろな人が自由に出入りしていることが意外。これをオープンと言うのかは難しい。男性の会話の大半がどうもで終わるのは実感としてある。自分でもよく使う。著者の娘さんネタの作品は大変面白いので息抜きに良い本です。
2023/05/13
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