倖せを求めて生きる (集英社文庫)
倖せを求めて生きる (集英社文庫) / 感想・レビュー
ちぃ
若い頃の彼女の人生はあまりに自由過ぎてどこか浅薄で不誠実にすら見える。正直に言えば友達にはなりたくないタイプだ。けれどこのくらい自由な人だから、これだけ多彩な活躍を果たしたのだろう。そして本当に面白い経験を重ねられて、晩年は無邪気さを残しながらも大成された風格を備えられたのだろうな。途中ちらりと出てくる川端康成のイケメンエピソードが地味に好きです(笑)出雲での子供に向けた「駆け出しお千代」のエピソードが素敵。
2016/06/15
感想・レビューをもっと見る