くたばれグルメ (集英社文庫 な 14-3)
くたばれグルメ (集英社文庫 な 14-3) / 感想・レビュー
すいれん
チキンラーメンを食べてたら思い出して、図書館で借りる。確か持ってたはずなんだけど。終始著者の賛美と怒りとが溢れていて。「栄光のササミ弁当」は実際作ってみて飽きのこないお弁当だった…けど作る側はアレンジしたくなっただろうなぁ。野球場のスープとおうどんの話も好き。贔屓の選手交代したら興味無くなるのも判る。ブルグミュラーの帰途も好き。ワタシは好き嫌いが少ない(鰻とフォアグラと明太子ぐらい)もんだから、偏食はかえってかっこよく映る。…本当に早く亡くなられて悲しい。
2019/04/07
lobking
数ある栗本薫/中島梓の著書のなかでも、緩さでいうとかなり上位にランクされるであろう食エッセイ。「ま、軽い随想ということで結構でございますので是非」と編集者におだてられて始めてしまったのだろうか。いちおうの主旨は「当代の虚飾に満ちたグルメ風潮を斬る!」という体なのだが、べつに義憤に燃えているわけでもなく、ようは自分語りである。自己賛美である。1頁目の半分にして「私は物凄く料理が上手いのだ」である。ちょっとつらい。
2012/03/04
マァちゃん
面白く、すいすい読めるエッセイなんだけど、偏食振りとかこの人の良い意味でも悪い意味でも異形振りが際立って感じられます。 健康的な食事についての章立てで、軽井沢で自給自足のすずらんファームを始める話や、自分が死んだ時の話で畳み掛けるように妄想が尽きずに描かれている様は見事です。 しかし、夭折して話題になるのは実現して欲しく無かったです。
2014/02/05
眠りスナメリ
学生の頃に読了。
二分五厘
1991.2.27
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