公園通りの午後 (集英社文庫)
公園通りの午後 (集英社文庫) / 感想・レビュー
おいしゃん
40年前に書かれたエッセイだが、それぞれの話が医師の立場から見た生と死について書かれたものだからか、古さも違和感も感じさせることがない。 読んでいて、40年前に提起された問題がいまもなお解決していないのに気づくも、それもまた人間の弱さであり愛しい部分であるとも思わせてくれる、血の通ったエッセイでもある。
2021/04/09
はる
渡辺さんの大好きなエッセイ。追悼に久しぶりの再読です。医師としての目線での内容が多いが、いろいろ考えさせられたり、ふむふむと納得したり。決して楽しい、明るい内容ではないのだけど、なんだかスッと入ってくる感じ。『地位と人』、『隠れた才能』が強く印象に残っていたが、今回は『解剖』と『名医』が。このエッセイが好きすぎて、昔東京に行ったとき公園通りを歩いたことを思い出した。
2014/05/10
りぃ
エッセイも、小説とは違った面白さがあって楽しい。やっぱり、プロが書くものは面白いですよね。当たり前ですが。今の時代ブログやホームページ等が腐るほどあって、なんらかの形で自己発信している人は多いですけど、それらのほとんどにはない面白さがある、というか... うまく説明できないけれど...
2016/02/13
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