雲から贈る死 (集英社文庫)
雲から贈る死 (集英社文庫) / 感想・レビュー
TATA
母親文庫から。30年以上前の作品で、夏樹さん、初読み。思えばあの頃は夏樹静子サスペンスが映画にテレビにたくさん溢れてた。「Wの悲劇」とかね。ストーリーはひねり倒してるわけじゃないし、いたってシンプル。でもなぜか80年代タッチでの脳内映像化で心地よい読後感(笑)。昔の作品に触れるというのは却って新鮮さを感じるものですね。温故知新ってこういうことかなと。
2019/10/26
リプリー
何か新しい着想、プロットが思い浮かんだ時にしか夏樹さんはミステリーを書かないらしい。なるほど。確かに本作も死後の完全犯罪という今までにないアイデアが使われている。その死後の完全犯罪ということばかりに囚われてしまい、ラストにすっかり騙された。また、プロットばかりでなく人物造形も素晴らしいので、最後は何とも言えないほろ苦い気分になった。
2012/06/19
ipusiron
1998/7/7読了
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