愛情セミナー (集英社文庫)
愛情セミナー (集英社文庫) / 感想・レビュー
冬見
百人の女を抱くより一人の女性を愛することのほうがはるかに困難な時代に、誰かを愛するということはその人を「信じよう」とする意志にほかならない。もしくは信じる賭けをなすことにほかならない。第一部では恋愛論を第二部では夫婦論を、という構成。古臭いところもあるが、現代にも通ずるところもあり。「なに言ってんの?」と腹が立つ部分もあったが、概ね面白く、ときに笑って読み進めた。喧嘩のくだりは声を上げて笑った。「初手から甘やかしておくと〜」という一文で一瞬緊張が走ったが、笑える方向に行ったので安心した。
2018/07/09
akarick777
遠藤周作さん、やっぱり面白くて好き。情熱と愛は別物らしいですよ。順を追って読んでいくと、愛についての理解が深まります。ユーモアたっぷりです。
2023/08/29
オワ
おもしろかった
2023/06/24
rika igu
遠藤周作の長編は読むのに勇気がいるけど、エッセイは気軽に読めるし面白くて好き。 遠藤周作の恋愛本。昔の女もめんどくさいし変わらんな〜!! 皮肉多いし恋愛とか結婚なんかロクでもない、と言い続けてるけど、 でもやっぱりいいとこもあるよってちょっとカバーしてて、なんだか優しいかっこいい
2019/05/22
鯉江 真奈
愛情と安定は、信仰によってもたらされる。 さすが遠藤さんだと思いました。
2020/01/13
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