アラブのこころ (集英社文庫)
アラブのこころ (集英社文庫) / 感想・レビュー
Musa(ムサ)
アラブ世界を旅した著者がそこで見聞きあるいは体験したことを綴った一冊。日本から見るとアラブと一括りされているものの、国地域によって共通することがある一方で大きく異なることもありアラブの一言ではまとめられないことが分かりました。またアラブには日本と大きく異なった考え方があり、その意味では下手なファンタジ以上の異世界がそこには横たわっているように感じました。
2021/07/05
G❗️襄
曽野綾子1976年。少々以前の本ではあるが、アラブの人々の様子を知るには手頃の本。曽野さん自身はアラビア語が出来ないようで、現地在留邦人等からの取材を通して主に纏められている。砂漠とイスラムの暮らしは日本人とは180度違うようで、「話せばわかる」は通用しないようだ。イスラム教義に厳格なようでそうでも無いようで、変化の波が来ている模様。特に、砂漠の民ベドウィンは原始的な印象で興味深い。パレスチナ、イスラエル問題は相当捻れまくり、英国の罪は重い。古代文明芽生えの地の国々との交渉は慎重にやって欲しい。
2023/08/02
Moonlight_Hope
中学生のころに無理やり読まされて以来、古書店で発見して当時の記憶を懐かしく思い返しながら再読。 内容はすっかり覚えていなかった。 昨今イスラム圏の国が世界で話題になる。 アラブのひとびとの信仰などがわかるし、全てのアラブのひとが同じ考えだとは限らないということがわかる (日本人だって全員が桜が好きとは限らないように)
2017/03/22
Roti
著者がアラブ諸国を訪問し、自身の経験よりも当地に居住する日本人との会話を通して見たアラブの文化論エッセイ。1979年発行の本であるが、今読んでも本質的な捉え方は書かれた時代性を感じさせない。正直、サウジアラビアに住んでる身としては、その通り!という事が書いてあり、気が重くなる書だ。しかし私が会社で接しているサウジ人は、この本の時代以降の生まれ。サウジでも社会の変化で、若い世代は確実に変わっているということも実感できた。
2013/07/19
you
中学生の時読んで感動したが、今再読しても、おもしろくなかった。なぜ?
2013/07/30
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