女の学校 (集英社文庫)
女の学校 (集英社文庫) / 感想・レビュー
パフちゃん@かのん変更
愛子さんが40代後半から50歳ころのエッセイ。逞しくて面白い。『血脈』を読みましたが、やはりこの人の勇ましさ、怒りやすさはお父様そっくり。「何が敬老の日だ!」という話もいい。「愛される老人になるためには」という電話に怒った。昔は毎日が敬老の日だった。「私がこれから考えることは、若者に愛される方法ではなく、いかに立派に孤独に徹して野垂れ死にするか、ですッ」とのこと。でも今は確かお嬢さん一家と二世帯住宅で暮らしていらっしゃるはず。
2021/08/31
しげ
三十年ちかく前に書かれたものですが、軽快に読み進めていけました。面白かったです。言葉にならないモヤモヤをきっぱりと言語化してくれる、かゆいところに手が届くエッセイでした。佐藤愛子さんは怒りんぼうで、いろんなものに対して「けしからん!」と噛みつくのですが、そこになぜか、女のかわいらしさが漂うんですよね。とってもチャーミングな女性だと思いました。
2011/12/12
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