アリバイのない女 (集英社文庫)
アリバイのない女 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
夏樹センセのエッセイ集。これまで新聞やら雑誌やらに掲載されたエッセイの寄せ集め。ご本人も「人さまに語って聞かせるほどの興味深い人生経験も人生観も、何ほども持ちあわせていない」て言うたはるとおり、各エッセイの中で引用されるエピソードがダブっていることも。でも、だからこそ、そこは素の夏樹センセの部分に違いないんだな、と思える。作品では、割と硬い、男性っぽい雰囲気を漂わせることも多いけど、センセ自身はチャーミングな女性であることも窺えて…。「二日酔いの初体験」が面白かった。
2022/10/28
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