愛してよろしいですか? (集英社文庫 75-D)
愛してよろしいですか? (集英社文庫 75-D) / 感想・レビュー
ナヲ
田辺聖子さんを読んだのはジョゼ以来。34歳独身女性を昔はハイミスといっていたり、中年女性と呼ばれていたりと時代の違いこそ感じたけれど、その動く恋心は今も昔も変わらないんだと思った。大学生のワタルに翻弄されながらも、仕事や毎日の生活をがんばるすみれにとても好感がもてる。にしても携帯がない時代の恋愛はもどかしくて大変そう。だけどそれが恋心をより育てるのかもなぁ。素敵な恋愛小説でした。
2019/07/24
怜
昔ならありえん!と思っていた一回り年下の男性との恋愛。いまは、アリだなぁ。トシ食ったこうなっちゃうのかな。恋に一喜一憂するスウはかわいくていとおしい。女の子は会社ではバリバリ働いていたり家事をがんばってこなしていても、ワタルみたいに「スウちゃんあなたはよくやった」ってだれかに自然と言われたいのだ。
2014/06/30
フロプシー
ワタルのクク、ククク・・・という笑い声がかわいいとは全く思えない。
2011/10/19
みぃさん
大好きな一冊。2年くらい前に読んだけど、もうすぐ主人公スミレの年令34歳になる。30を過ぎようとも、恋愛に右往左往します。ましてや、一回りも下の子なら。でも、スミレの感情は、すごく素直ですごく自然で、時代は違えど恋する気持ちは一緒なのだと共感せずにはいられなかった。いくつになっても、若さを羨む日があっても、スミレのように、チャーミングに、年を重ねる楽しみを感じながら生きれればいいって思う。
ごんぞう
わたしが生まれる前に書かれた小説。つまり30年以上前。「ハイ・ミス」なんて言葉は今はないし、35歳くらいできれいな人もたくさんいる。でも、一回り年下と恋をしたら 今だってきっとこんな感じなんじゃないかと思う。
2014/05/31
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