くれなゐ 下 (集英社文庫 青 53-F)
くれなゐ 下 (集英社文庫 青 53-F) / 感想・レビュー
ぶんぶん
【図書館】読み終わった、これは、いろいろと登場人物が多いが、突き詰めれば冬子と貴志の愛情物語だ。子宮を失くした冬子が喪失感で性感帯が崩れる、しかし、問題は頭脳、思考にあった。結ばれる幸福感が大事で、いろいろ考えない事だった。しかし、愛人のままで良いという考え方が判らない、渡辺淳一の考えも入っているのでは。気持ちをリセットするの「強姦」はどうかと思う、いささか乱暴では。しかし、性の問題は難しいと思う、メンタルな問題だけに。一番、可愛そうな人は中山夫人だろうな、全員に背を向けられて・・・純愛と言うより性愛物。
2021/08/26
ヒカリ
渡辺淳一は、男女の愛についての小説が多いが、今まで読んだ本ほどどろどろ悶々した感じもなくすっきり読めた。自分も少し大人に近づいたか。また昔の作品も読んでみたい。
2017/09/29
丰
Y-20
2002/11/20
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