日本人の遊び場 (集英社文庫 122-B)
日本人の遊び場 (集英社文庫 122-B) / 感想・レビュー
さっと
ボウリング場、パチンコ、ナイター釣堀、ミッドナイトシアター、避暑地、ビーチなど、あらゆる「日本人の遊び場」に首を突っ込み、世相にツッコミ、ノンフィクション・ルポルタージュの傑作である『ずばり東京』につらなる開高節全開の一作。ライフスタイルや家族・家庭の多様化、24時間営業が当たり前の社会、レジャー・エンタメコンテンツの爆発的な増殖・消費の現代からすると、希少な遊び場に殺到する人々がかわいらしく見えるものの、やはり、時間はいまよりもゆっくりと流れ、新しい気づきや楽しみをじっくりと味わえていたような気がする。
2016/12/23
Taito Alkara
1960年代のルポ。今読めば、日本人がどんな遊びをしてきたかがわかって面白い。今でも変わってないことも多々あるようだしね。
2016/11/11
がんぞ
週休1日の頃から日本人は貪欲にレジャーと称し外出しての消費に熱心であった。釣堀や射的は現在はさびれて、温泉より手軽なスーパー銭湯が一大産業となり、海水浴場は衛生的になったが、海外旅行にも出向くが/ 解説に「パチンコが一番、という開高の結論は驚くべきことに五十年経った現在でも妥当」とある(さすがに最近はギャンブル依存症の一種であることが認識されてきた)孤独志向。禁煙化にもめげず存続している/超高齢化は費消可能な体力を減少させ、団塊の世代が「外出せずテレビ鑑賞」にいきつくと、地上波がもっぱら老人向けになるかも
2011/11/17
1977年から
1994年
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