お目にかかれて満足です(下) (集英社文庫)
お目にかかれて満足です(下) (集英社文庫) / 感想・レビュー
tera。
『女房は女に限らない』この一言に尽きます。仕事が上手く行き人と繋がる事で自分の視野が広がり、頼りになると思っていた夫がそうでもない事に気付く。それでも自分にとって心地好い環境を守るため、全てを受け入れる。舷との一夜だけは私には受け入れ難い出来事なのだけど。
2013/06/02
りら
世間知らずと夫からいわれる妻が、自分の趣味を仕事にする。メキメキと目覚める自我、仕事への情熱。そしてようやく気がつく夫の小ささ。それでも妻は夫のことを愛し、大事にするなんて、そんなに彼は魅力的なのか…。相手の悪いところを人前で露呈すれば、それは自分を貶めることになるのが夫婦。気付いていても気付かぬフリをして相手を可愛がることができれば、楽しく結婚生活を送れるものなのかもしれない。舷との一夜は…刺激的だけれど、引き摺らないあたりがきれいで救われた。
2012/11/28
Akiko Kobayashi
あまりにも現況を彷彿とさせるので、手離したいような手離したくないような(笑)
2018/03/30
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