女たちへのいたみうた 金子光晴詩集 (集英社文庫 か 16-1)
女たちへのいたみうた 金子光晴詩集 (集英社文庫 か 16-1) / 感想・レビュー
ユーカ
明治中期から大正、昭和と行きた詩人。巻末の高橋源一郎さんの解説を読んで、それが詩人としてどういう時代の変遷をくぐり抜けてきたことであるのかがよくわかった。彼が生まれた頃に、やっと詩のカタチの発芽があり、その後は口語調の固い、漢文のような詩が一世を風靡する。そのような中で彼は等身大の現在のようなカタチの詩を確立する。脚をゆっくりと広げるうちにはだけてゆく、緋色の襦袢の内を固唾を呑んで見つめるような詩群だった。
2015/03/22
メタボン
☆☆☆★ 一読しただけではぴんとこないが、後からじわじわと効いてくる、そんな詩が多かった。
2018/09/12
haru
解説の源ちゃんもいい。
2021/02/06
denden
わが盟友のような存在。わたしが蛾を描き続ける由縁でもあります。
2016/10/28
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