鷲の翼に乗って 下 (集英社文庫 37-F)
鷲の翼に乗って 下 (集英社文庫 37-F) / 感想・レビュー
James Hayashi
下巻は冗長であった。小説でなく実話なので盛り込めず、事実のみで構成しているためやむを得ないのであろう。ロス・ペローは単に運が良く成り上がった訳でなく、自社社員をこよなく愛し、責任を持ち、難航する交渉まで自ら乗り出す。ワンマンであるが、かなり難しい決断をスピーディに実行していく様子は尊敬に値する。後日、カーター大統領がイラン大使館から人質解放を試み失敗と対比する事で、いかに難局を乗り切ったのか肌で感じられる。ケン・フォレットは指名され今回の作品をかけあげたそうだ。
2016/09/23
ドートマンダー
秀逸
竜
なかなかページが進まず、ようやく読了。タイトルから飛行機を使った脱獄ものか、と勝手に想像していたのですが違いました。面白くないわけではないのですが、自分にはイマイチ進展がスローで派手さに欠けるところがありました。1979年のこの事件を知っていたら楽しめたかも。残念ながら当時中学生だった自分には全く記憶にありません。 ちなみに事件の企画者ロス・ペロウはWikipediaによるとまだご存命のようです。
2012/02/13
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